怒らなくてもいいことにも怒っちゃう...どうして?怒りの境界線
レッツコミュニケーション
こんにちは、たんたんです。
コミュニケーションしてますか?
皆さんは「なんで私・僕ってこんなに怒っちゃうんだろう」とかんがえたことはありませんか?
今回は、「怒り」の原因や怒るときの境界線、「怒り」の性質について研究をしていこうと思います。
◎怒りの原因って?
僕たちが「怒り」を抱く対象は、ときには誰かに対して、ときには出来事に対して、またときには何かに対して...などさまざまなものです。
怒りの対象が何であっても、僕たちが「怒り」を抱くとき共通するあるひとつのげんいんがあるんです。
怒りの原因はその人の「ゆずれない価値観」=「~べき‼」
◎怒りは、期待、理想が裏切られたとき、自分の思った通りにならなかったときに生まれる感情
↓
◎期待、理想を意味する言葉が「~べき」
◎「~べき」は「ゆずれない価値観」「信条」に言い換えることができる
皆さんは「~するべき」「~であるべき」と思うことはないですか?
生きていく中でしてきた経験から、「~べき」、または育った家庭から影響を受けて、しつけからできた「~べき」もあると思います。
それらが誰にでも通用する「当たり前」「常識」と思っていることはないですか?
そこが落とし穴なんです。
人それぞれの「~べき」があるので、その通りにならずに裏切られることがあります。
そのため、そこに生まれたギャップから「えっ⁉なんでっ⁉~であるべきなのに.....」と怒りが生じることがあるのです。
「~べき」と「~べき」の程度は人それぞれ
自分はめちゃくちゃ頭にきてるのに、相手からしたらそうでもないということもよくあります。
自分の中の「~べき」が裏切られたとき、「えっ⁉普通は~するよねぇ‼」「これってさぁ、当たり前のことだよね⁉」というふうに怒っている人がいますよね。
でも、自分にとっての「当たり前」と、相手の「当たり前」は違うのです。
「~べき」にこたえは存在しません。
今まで信じてきた自分の「~べき」は自分にとっては真実なので、これからも信じていいのです。
周りにいるみんなにとっての真実ではないことをしておきましょう。
イライラすることが多いときには、ぜひあなたにとっての「~べき」を洗い出してみてください自分の内側に潜んでいる「~べき」がわかれば、怒りとうまく付き合えるようになるでしょう。
「~べき」は、人それぞれ「程度」が違うという特徴もあります。
たとえば、「時間を守るべき」で例をあげてみましょう。
<職場で10時から会議がはじまる場合>
・「10分前に会場に集合するべき」と思っている人
・「10時ちょうどに行けばいい」と思っている人
・「職場の人が集まるのだから5分くらいの遅刻は許される」と思っている人
このように、お互いの程度の違いによって「えっ⁉なんで⁉」と怒りが生まれることがあるのです。
自分がどのような「~べき」をもち、「どの程度」望んでいるのか、それらは周囲の人と同じなのか。お互いに明確に伝え合うことをすれば、ズレはだんだんとなくなっていきます。
◎「怒る」と「怒らない」の境界線
怒ると決めたことには適切な怒り方ができる、怒らなくていいことには怒らなくてすむようにする —。
そのために、怒る・怒らないの境界線(「~べき」の許容範囲)を明確にすることが大事です。
長い間付き合う相手はとくに、その境界線を伝え、お互いの境界線を明確にして付き合いましょう。
心がけていきたい3つのポイント!
<境界線を広げる努力をする>
自分の「~べき」の許容範囲が狭いとイライラしがちになる
↓
・ほかの人にも同じ「~べき」があるのか、そうでないのかを確かめる。
・こちらの「~べき」を相手が知っているのか、言わなくてもわかるはずと思い込んでいないかを振り返る
↓
これをしていると、許容範囲が少し広がって、イライラが軽減する‼
<境界線を伝える努力をする>
自分の「~べき」が世の中の当たり前だと思っているとイライラが増える
↓
・自分がどのような「~べき」を持っていて、何をどのようにしてほしいのかを相手に具体的に伝える
・「ちゃんと」「しっかり」といったような曖昧な表現はできるだけ避ける
↓
お互いのズレがなくなる‼
<境界線を安定させる努力をする>
自分の機嫌によって、境界線をコロコロ変えると、相手を戸惑わせる
↓
境界線の広さを、自分の機嫌によって広くしたり、狭くすることのないようにする
どうでしたか?
境界線を自分の中で明確にさせて伝え合っていきましょう
次回は怒りの性質とアンガーマネジメントについて研究をしていきます‼