自分の怒りってどういうもの?怒りの性質
レッツコミュニケーション
こんにちは、たんたんです。
コミュニケーションしてますか?
今回は前回に引き続き怒りの性質とアンガーマネジメントについて研究をしていこうと思います。
◎怒りにみられる4つの性質
怒りには4つの性質があります。これらを知っておくと、怒りに対してどう対処すればいいのかがわかってきます。
怒りの性質
1,怒りは高いところから低いところへ流れる
怒りは高いところから低いところへと流れる――つまり力の強いところから弱いところへと流れるという性質があります。
<(小)まとめ>
・上の立場の人から怒りのぶつけられたときは、人はなかなか
・怒りは弱い立場へ向けられる傾向がある
・そしてさらに低いところへと連鎖していく
自分の怒りはもちろん、誰かに怒りをぶつけられたとき、それをほかの誰かに連鎖させないことが大事です。
2,怒りは伝染する
「情動伝染」という言葉を聞いたことはありますか?
嬉しい、楽しい、悲しいも含め、感情は周囲に伝染するといわれています。
とくに、怒りはエネルギーが強い感情であるため、ほかの感情よりも伝染しやすいという性質があります。
近くでイライラしている人を見たときこっちまでイライラしてくるということはありませんか?
<(小)まとめ>
・他人のイライラが伝染して、こちらまでイライラしない
・自分自身がイライラの発信源(震源地)にならない
3,身近な対象ほど強くなる
怒りは身近な対象に対して強くなるという性質もあります。
「長く一緒にいる相手のことはコントロールできるのではないんじゃないか」という思い込みをもちやすくなるからです。
相手にこのように思ったことはないですか?
「僕・私がしてほしいこと、長く一緒にいるんだからわかって当たり前」「このくらいのことは、普通は察してくれるはず」
↓
・相手への期待が高くなり、甘えも生じやすくなる
・そのため、相手に怒りが向きやすくなり、怒りの程度も強くなる
<(小)まとめ>
・長く一緒にいても、自分とは違う人間
・違う「~べき」をもっている
・身近な相手でも、言わないとわかってもらえないと心得る
4,行動を起こすモチベーションにもなる
皆さんは、馬鹿にされたときに怒りを覚えたり、思っていた結果を出せない自分にイライラして、「よっしゃぁー!結果出してやる‼」「いまにみてろ!」と奮起して、成功体験をえたことはないですか?
怒りをバネにして何かを成し遂げるといったように、怒りは目的に向かって行動するきっかけにすることもできるのです。
※注意‼4つの怒りの傾向
これまでの説明で「怒りは感じてもいい」と伝えましたが、今からあげる4つの傾向がある人は、怒りが膨れ上がらないよう気を付けましょう。
強度が高い
・怒ったときに自分でもコントロールできないほど強い怒りを感じる
・怒りだしたら止まらなくなる
頻度が高い
・いろいろなことで頻繫に腹を立てる
・いつも不機嫌に見える
攻撃性をもつ
・怒ると相手を責めて、傷つけるようなことを言ったり暴力をふるったりする
・モノにあたる、モノをこわす
持続性をもつ
・一度怒るとなかなか怒りがしずまらない
・しばらく口をきかない、不機嫌が続く
◎アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメント=怒りの感情と上手に付き合うための心理教育・心理トレーニング
です。
「あの時あんなふうに怒らなければよかった」「あの時ちゃんと怒っておけばよかった」と後悔しなくなるための ‟ 心理トレーニング ” です。
そのため、少しずつでも取り組めば、怒りと上手に付き合えるようになります。
<アンガーマネジメント>
アンガー マネジメント
↓ ↓
怒り 後悔しないこと
アンガーマネジメントは日本でも注目が高くなっていて教育現場や企業研修などでも取り入れられています。
いかがだったでしょうか?
怒りを建設的な方向へもっていくのもアリですね。
次回は、感情をうまく伝えることができない人の特徴について研究をしていきます。